ある知り合いから、主宰する団体のサイトについて相談を受ける。それまで担当していたスタッフが忙しすぎてまったく更新できないというから、相談というよりもSOSに近いニュアンス。
お会いした方は、ネット事情をよくご存じ、先方さんからブログを提案されてきた。ページを追加したり修正してFTPする。この作業、慣れればなんということはないが、初心者にはハードルが高い。作成ソフトを扱える特定のスタッフに依存せざるをえない難点あり。その点、ブログなら掲示板へ書き込む程度のスキルがあれば誰でも扱える。
更新するのは、おもにイベントや講座などのデータ。物を売るわけではないので、特別の仕掛けは必要なし。つねに新しい情報が前に張り出してくるブログは、この団体にとってはたしかにおあつらえむきの広報ツールだ。お仕着せのサービスを利用すれば、コストもほとんどかからない。
ただ、従来のホームページは、検索サイトに登録されている、いますぐURLまで変えてブログに全部乗り換える必要はない。ホームページにはあまり書き換えない基本的なデータを置いて、当面併用するのが無難ではないかと申し上げる。でも、新しいデータがブログにのみ登録されていけば、別館扱いのブログが事実上の入り口になってしまうんだろう。
しかし、ネットの歴史をみれば、特定のツールの栄枯盛衰は世の流れ。また別の仕掛けというか、流行り物が出現するかもしれない。普及の度合いが広がれば広がるほど、それを悪用する知恵が生まれてくるかもしれない。プロバイダやネット企業は、どこもかしこもブログサービスに手を出しているけれど、こんな過当競争で、ビジネスとして採算がとれるのかどうか。長続きしないんじゃないか。
自前で使うぶんにはいいけれど、人様にすすめるとなると、いろいろ考えてしまう。悲観的すぎる。まだ起きてもいない遠い未来のことまで考えない。なにか起きたら、そのときに考えよう。
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